麦飯の健康効果 その2
現在の一般的な日本人のように、白米を主食とした食生活を送っていると、パントテン酸がどうしても不足気味になります。このパントテン酸が不足すると胃酸の分泌が悪くなり、胃腸の調子も悪くなります。
しかし、麦飯を習慣的に食べることにより、このパントテン酸の不足を補うことが出来ます。それにより、胃腸の働きを良くし、健康的な身体を作ることが出来るのです。
また、麦飯は糖尿病の予防にも効果があります。身体が酸性体質であると、血糖値を下げることが出来ずに糖尿病になりやすくなります。しかし、麦飯を習慣的に食べ続けることによって、身体は弱アルカリ性に保持されるようになります。その結果として、血糖値を下げることが出来ますので、糖尿病を予防することが出来るというわけです。
さらに、麦飯には貧血を予防する効果もあります。貧血が起こる原因のひとつにビタミンB6の不足というものが挙げられます。このビタミンB6は、ヘモグロビンが体内で作られる際に一番最初の段階で必要な成分なのです。
麦飯にはこのビタミンB6が豊富に含まれていますから、麦飯を習慣的に食べることによって、ビタミンB6が不足するという事態を防ぎ、それによる貧血も防ぐことが出来るということです。
このビタミンB6は、血液中の血糖値を下げたり、血管細胞を作るアミノ酸の合成にも役立っています。このことは、血液のスムーズな循環というものを促進する効果があります。したがって、脳内での急激な血液循環障害というものが起こりにくくなり、その結果として脳卒中を防ぐことにもつながるわけです。